2級学科模擬テスト

500 点満点 ( 合格点 330 点 )

残り時間
制限時間 70 分

合格基準は、試験科目別の成績が配点の50%以上であり、かつ総合成績が合計の65%以上であること。
(この模擬テストは合計50問中33問以上の正解で合格としています)

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問 1 【小型船舶操縦者の心得及び遵守事項】



小型船舶で航行する場合の注意事項として適当でないものは、次のうちどれか。



(1)水面下の暗礁は、見張りを行っていれば必ず発見できるものである。
(2)トラブルが起こったときは、自分で対処しなければならない。
(3)事故が起きても、陸上では誰もそれを知らない可能性がある。
(4)水上で救助を求めても、到着までに相当の時間がかかることが多い。
問 2 大型船舶の一般的な特性について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)船首前方の死角が大きいものがある。
(2)惰力が大きいため、急には止まれない。
(3)容易に変針できないものがある。
(4)速力が遅いので、引き波は小さい。
問 3
右図のように2隻で網を引いている漁船に対する注意事項について述べた次の文のうち、適当なものはどれか。
(1)漁船とブイの間を航行する場合は、網に注意する。
(2)2船の間を航行する場合は、できる限り低速にする。
(3)ブイが見えにくい場合は、漁船の後方に接近する。
(4)ブイの後方を航行する場合は、ブイから十分に離れる。
問 4 プレジャーボートの海難事故の原因として、適当でないものは次のうちうちどれか。
(1)水域調査不十分
(2)漁網の保守点検不十分
(3)発航前点検不十分
(4)気象海象不注意
問 5 小型船舶の船長の責任について述べた次の分のうち、誤っているものはどれか。
(1)衝突や乗揚げ事故を起こすと、刑事責任が生じる場合がある。
(2)事故に伴って死傷者が発生したときは、刑事責任が生じる場合がある。
(3)事故を起こした結果、民事責任が生じる場合がある。
(4)船長が起こした事故については、同乗者にも民事責任が生じる場合がある。
問 6 小型船舶の船長のマナーについて述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、下のうちからあてはまるものを選べ。
(A)見せびらかし行為は、他人に迷惑をかける行為ではないので行ってもよい。
(B)所有者のわからない桟橋であれば、短時間に限り、無断係留を行ってもよい。
(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。
問 7 小型船舶の船長が航海計画を立案する場合の心得として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)自主的な判断がしやすいように、単独で航海する。
(2)暗礁の多い水域からは、離れて航海する。
(3)天候が悪くなった場合の避難場所を選んでおく。
(4)できるだけ夜間の航海は避ける。
問 8 プレジャーボートの保険について述べた次の文のうち、適当なものはどれか。
(1)自動車のような強制保険制度がある。
(2)船体の損傷のみが補償の対象となっている。
(3)水上オートバイは保険に加入することができない。
(4)自身の航行形態に応じた契約が必要である。
問 9 小型船舶の船長の遵守事項について述べた次の文の( )の中にあてはまる語句として最も適当なものは、下のうちどれか。(小型船舶操縦者法)
「航行中の小型船舶に乗船している( )歳未満の小児には、ライフジャケットを着用させなければならないと規定されている。」
(1)3
(2)6
(3)9
(4)12
問 10 国土交通大臣が操縦免許を取消し、業務の停止を命じ又は戒告をすることができる場合として、規定されていないものは、次のうちどれか。
(1)船長の職務上の命令に従わなかったとき
(2)操縦者法に基づく命令の規定に違反したとき
(3)心身の障害により小型船舶操縦者の業務を適正に行えなくなったとき
(4)操縦者法に定める遵守事項に対する違反行為が一定基準に達したとき
問 11 登録を受けていない小型船舶が行う登録は、次のうちどれか。(小型船舶の登録等に関する法律)
(1)新規登録
(2)移転登録
(3)変更登録
(4)抹消登録
問 12 小型船舶の船長の行動が環境に与える影響について述べた次の文のうち、適当なものはどれか。
(1)海洋生物の生活環境を良好にするので、大量に撒き餌をする。
(2)水鳥に絡み付き死傷させることがあるので、釣り針や釣り糸は回収して持ち帰る。
(3)航行中であれば特に問題はないので、ビニール袋は水中に捨てる。
(4)ロープの切れ端ならば、プロペラに絡むことはないので、水中に捨てる。
問 13 【交通の方法】


2隻の船舶が衝突するおそれがあるとき、互いに針路を右に転じなければならない場合は、次のうちどれか。(海上衝突予防法)


(1)動力船と動力船が真向かいに行き会う場合
(2)帆船と帆船が真向かいに行き会う場合
(4)動力船が帆船を追い越す場合
(2)帆船が動力船を追い越す場合
問 14
   ○

 ◎   ●
夜間、航行中のA動力船が、その正船尾方向に、右図に示すような灯火を表示して接近してくる他の船舶を認め衝突するおそれがあるときはA船はどのような航法によらなければならないか。次のうちから選べただし、○は白灯、●は紅灯、◎は緑灯とする。(海上衝突予防法)
(1)針路を右に転じなければならない。
(2)他の船舶から十分に遠ざかるまで、針路を避けなければならない。
(3)そのときの針路及び速力を保ち、十分に注意して航行しなければならない。
(4)速力を増し、この船舶から遠ざからなければならない。
問 15 航行中の2隻の動力船が互いに進路を横切り衝突するおそれがあるとき、他の船舶の進路を避けなければならない船舶は、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
(1)他の動力船より動きが軽快な動力船
(2)先に短音5回以上の信号を行った動力船
(3)他の動力船の右舷側に見る動力船
(4)他の動力船を先に視認した動力船
問 16 避航船及び保持船の航法について述べた次の(A)及び(B)について、それぞれの正誤を判断し、下のうちからあてはまるものを選べ。(海上衝突予防法)
(A)避航船は、他の船舶との衝突を避けるための針路又は速力の変更を行う場合は、できる限り近付いて他船の動静を確認してから行わなければならない。
(B)保持船は、避航船が衝突を避けるために十分な行動をとっているかどうか疑いがあるときは、直ちに急速に短音5回以上鳴らすことにより汽笛信号を行わなければならない。
(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。
問 17 下図は、航行中の2隻の動力船が互いに進路を横切り衝突するおそれがあるとき、衝突を避けるための避航船Aの動作の具体例を示したものである。A船がやむを得ない場合以外、行ってはならない避航動作は、図(1)〜(4)のうちどれか。  (海上衝突予防法)
(1)
(2)
(3)
(4)
問 18  「安全な速力」の決定にあたって特に考慮しなければならない事項として適当なものは、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
(1)視界の状態
(2)燃料の残量
(3)帰港予定時刻
(4)他船の速力
問 19  「狭い水道等における航法」ちついて述べた文のうち、誤っているものはどれか。(海上衝突予防法)
(1)「狭い水道等」とは、この法律の規定によれば、狭い水道又は、航路筋をいう。
(2)航行中の一般動力船は、狭い水道等において、帆船の進路を避けなければならない。
(3)帆船は、狭い水道等においては、この法律の規定によらないで航行することができる。
(4)障害物があるため他の船舶を見ることができない狭い水道等の湾曲部、その他の水域に接近する場合は、十分に注意して航行しなければならない。
問 20 夜間、航行中の長さ50メートル未満の動力船が表示しなくてもよい法定灯火は、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
(1)前部マスト灯
(2)舷灯
(3)船尾灯
(4)後部マスト灯
問 21
 ▼
 ▲
昼間、右図の対象物を表示している船舶は、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
(1)運転不自由船
(2)船舶等を引いている動力船
(3)錨泊中の船舶
(4)漁ろうに従事している船舶
問 22 他船との衝突を避けるため針路を右に転じている場合、行わなければならない汽笛信号は、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
(1)短音1回
(2)短音2回
(3)長音1回
(4)長音2回
問 23 右図に示すように、港内を航行中の2隻の船舶が航路内で行き会うときの航法として正しいものは、次のうちどれか。(港則法)
(1)Aは針路を左転して、航路の左側を航行する。
(2)A、Bともに針路を右転して、他船の進路を避ける。
(3)Bは針路を右転して、航路の右側を航行する。
(4)A、Bともに針路を左転して、他船の進路を避ける。
問 24 特定港内に停泊中の船舶が行っている長音5回の汽笛信号はどのようなことを意味しているか。次のうちから選べ。(港則法)
(1)船舶に火災が発生し、警報を発している。
(2)落水者が発生し、救助を求めている。
(3)出港するため、水先人の乗船を求めている。
(4)急病人が発生し、医療の援助を求めている。
問 25 海上交通安全法の適用海域と、その海域の航路を示した次の組み合わせのうち、誤っているものはどれか。
(1)東京湾・・・・・浦賀水道航路
(2)瀬戸内海・・・・・中ノ瀬航路
(3)伊勢湾・・・・・伊良湖水道航路
(4)瀬戸内海・・・・・水島航路
問 26 次の河川通航標識のうち「船舶通行禁止」を表すものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 27 【運航】



ガソリンエンジン(船内外機)の停止方法について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。





(1)リモコンレバーを前進の位置にして、スタータースイッチを切る。
(2)リモコンレバーを後進の位置にして、スタータースイッチを切る。
(3)エンジン停止後も、しばらくの間、スターターモーターを回転させる。
(4)リモコンレバーを中立の位置にして、スタータースイッチを切る。
問 28 排水型の一軸右回り船が岸壁に着岸する場合、右舷着岸より左舷着岸のほうが着岸しやすい理由として適当なものは、つぎのうちどれか。
(1)操縦席が右側にあるため
(2)右より左への回頭が容易であるため
(3)行き足が低下すると船首が左へ回頭しようとするため
(4)エンジンを後進にかけると船尾が左へ振れるため
問 29 船体の安定について述べた次の文のうち、「トップヘビー」の状態を示しているものはどれか。
(1)船体の横揺れが、平常に比べて緩やかである。
(2)船体が傾いたときの戻りが、平常に比べて早い。
(3)航行中、舵を取ったときの船体の傾きが、平常に比べて小さい。
(4)船体の船底部に、平常よりも多くの荷物を積み込んでいる。
問 30 狭水道を航行する場合の注意事項として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)針路上に顕著な船首目標を選んでおく。
(2)順潮の中央期に航行する。
(3)一度に舵を大きく取らない。
(4)できる限り地形に沿って航行する。
問 31 他船を曳航する場合の注意事項について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
(1)波浪が高い場合は、曳航ロープを長くする。
(2)曳航ロープは、いつでも解き放すことができるようにしておく。
(3)曳航を始める場合は、エンジンを全速前進としする。
(4)狭視界航行中は、曳航ロープを短くし、減速する。
問 32 液体式磁気コンパスを取り付ける場合について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)波しぶきのかからないところに取り付ける。
(2)太陽光線に直接さらされないところに取り付ける。
(3)波浪の衝撃によって外れないように取り付ける。
(4)偏差の影響を受けない所に取り付ける。
問 33 1ノットとは、1時間に何メートル(m)航走する速力をいうか。次のうちから選べ。
(1)910m
(2)1.609m
(3)1.800m
(4)1.852m
問 34 日本の浮標式によると、水源から海口に向かって航行する場合、その浮標の右側に岩礁、浅瀬などの障害物が存在することを示す標体の塗色は、次のうちどれか。
(1)赤色
(2)緑
(3)黄色
(4)黒色
問 35 灯質が「1周期内に一つの明間を持つ閃光」は、次のうちどれか。
(1)Al
(2)F
(3)Oc
(4)Fl
問 36 航海計画を立案するにあたって、海上における気象、海流、潮流等の諸現象、航路の状況、沿岸及び港湾の地形状況等を調べるには、何を見ればよいか。次のうちから選べ。
(1)水路通報
(2)水路要報
(3)水路誌
(4)水路図誌目録
問 37 海図図式「 + 」を表すものは、次のうちどれか。
(1)洗岩
(2)干出岩
(3)暗岩
(4)水上岩
問 38 巻き結び(クラブヒッチ)はどのような場合に利用するのが最も適当か、次のうちから選べ。
(1)太さの違う2種類のロープを連結する場合
(2)通索が滑車から抜けるのを防ぐ場合
(3)アンカーロープをアンカーリングに連結する場合
(4)係留ロープを桟橋上の柱などに係止する場合
問 39 係留ロープをつなぎ止めるのに使用する設備として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)フェアリーダー
(2)ビット
(3)バウアイ
(4)クリート
問 40 出港前に点検しなければならない事項として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)重量物が低い位置に積み付けられていること
(2)ボットムプラグが閉じていること
(3)船底にビルジが溜まっていないこと
(4)スカッパーが密閉してあること
問 41 エンジンの発行前点検について述べた次の分のうち、適当でないものはどれか。
(1)燃料タンクには必要最小限の燃料があることを確認する。
(2)燃料パイプや燃料ポンプなどに燃料漏れがないことを確認する。
(3)燃料コックが開いていることを確認する。
(4)燃料フィルターに異物や水分が混入していないことを確認する。
問 42 4ストロークエンジンを、2ストロークエンジンと比較した場合の特徴として誤っているものは、次のうちどれか。
(1)燃費がよい
(2)耐久性が高い
(3)排気音が大きい
(4)構造が複雑である
問 43 エンジンの暖機運転中における確認事項として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)エンジンオイルの量
(2)エンジンの異常振動の有無
(3)冷却水の排水状態
(3)排気色の異常の有無
問 44 航行中にエンジンから聞き慣れない音がした場合、まず最初にとるべき処置は、次のうちどれか。
(1)エンジンオイルを補給する。
(2)エンジンの回転数を下げる。
(3)オイルフィルターを交換する。
(4)燃料油を補給する。
問 45 バッテリーを新品と交換する目安について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
(1)過充電した場合
(2)容器の側面が膨らんできた場合
(3)バッテリー液が規定量より減少していた場合
(4)十分に充電をした後でもすぐに上がってしまう場合
問 46 地上天気図記号(日本式)「◎」の表すものは、次のうちどれか。
(1)くもり
(2)晴れ
(3)雨
(4)雪
問 47 風について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。
(1)風は、気圧の低い所から高い所へ向かって吹く。
(2)風は、一般に、等圧線の間隔の広い所ほど強い。
(3)風向は、風の吹いて行く方向で表す。
(4)風速は、通常、1秒間に空気が移動する距離を「m/sec」で表す。
問 48 潮流の流速について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)沖合いより湾口や水道の方が速い。
(2)水深の深い所より浅い所の方が速い。
(3)同一場所では、潮差の大きい日ほど速い。
(4)夏季より冬季の方が速い。
問 49 小型船舶の操縦について述べた次の文の( )の中にあてはまる語句として最も適当なものは、下のうちどれか。
「航行中、荒天に遭遇した場合、向かい波のときは風波を船首より約30°斜めの方向から受けるようにし、(  )は舵の効く程度に調節する。」
(1)船尾
(2)針路
(3)船底
(4)速力
問 50 航行中の小型船舶が、浅瀬に乗り揚げた場合、まず第一にとらなければならない処置として最も適当なものは、次のうちどれか。
(1)船体の破損状況を調べる。
(2)潮時と潮高を調べる。
(3)船位を確認する。
(4)機関を停止する。

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